息子「お父さん、あそこに魔王がいるよ」
父「息子よ、あれは枯れ葉のざわめきじゃ」
魔王「坊や、二宮飛鳥を担当しろ。二宮飛鳥はいいぞ。アイドルになる前の二宮飛鳥は普通に生きているだけで周囲から浮いてしまう孤独な少女だった」
息子「お父さんお父さん、魔王が二宮飛鳥をダイマしてくるよ」
父「息子よ、二宮飛鳥はいいぞ。かつては孤独を友とし、この先ずっと孤独とともにあるのだろうと諦観していた二宮飛鳥だったが、アイドルの世界に足を踏み入れ、プロデューサーや事務所のアイドルらといった理解者を得たことで彼女の心境に大きな変化が訪れるのじゃ」
息子「お父さんお父さん、なんか普通に魔王と掛け合いしてない? 絶対グルだよね?」
魔王「坊や、仲間を得て孤独ではなくなった二宮飛鳥は、今まで自分がどれだけ冷たい場所にいたのかを自覚するようになるのだよ」
父「息子よ、孤独の寒さを理解した二宮飛鳥は、こんな願いを抱くようになるのじゃ。それは、自分と同じ孤独を抱えた誰かに、歌声で寄り添いたいというもの」
魔王「坊や、そんな純粋で真っ直ぐで貴い理想を掲げる二宮飛鳥を担当するのだ。彼女の歌声が、より遠くまで、より多くの人に届くように」
父がやっとの思いで宿にたどり着くと、息子は父の腕の中でモバマスを静岡エリアクリアまで進行していた。
あとがき
いつもTwitterで投げてる怪文書をまとめたものです。これでダイマするときにTwitterから過去のツイートを探してくる手間が省ける。