ついさっきTLで、「プログラマになる前にコンピュータサイエンスとかLinuxのこととか学んでおけばよかった」みたいなツイートを見かけたのでそれに便乗する形の記事。
これは自慢なんだけど、俺は学生のうちに情報処理技術者試験はITパスポート、基本情報、応用情報、情報セキュリティスペシャリストに合格していて、LPIC(Linuxの技術者の認定試験)もLv1までは合格してる(たぶん有効期限切れてるけど)。関係ないけど日商簿記2級も。
結局、プログラマってのはプログラムだけ書けりゃいいって訳でなく、うすーくひろーく色んな知識を要求される場面が結構多い。Webプログラマの場合、PHPやらRubyやらJavaやらで作ったWebサイトを公開して、皆から見れるようにするまでがお仕事なんだけど、そうなると当然Webサーバの知識が必要だし、ドメインやDNSのことも知っておく必要がある。
LinuxサーバにSSHで接続して、コマンドを叩いたり、Apacheのコンフィグファイルをいじったりする場面だってあるだろう。LinuxとはどういうOSか、SSHとは何かってことを一切知らずにそんな作業を行うのは、きっとかなり怖いと思う。
そういう薄く広い知識を得るのに、資格取得のための勉強は非常に有用だと思うって話。特に情報処理技術者試験は出題範囲が広いから、実務に関わる知識はおおよそ網羅するできる。試験問題で要求される知識はほんの触りの部分だから、勿論これだけで仕事ができるようになるわけじゃない。でも、前提知識が一切ない状態でいきなり仕事をさせられるのと、触りだけでも知識がある状態で仕事に取り掛かるのとでは、(仕事内容の)理解の速さが大分変わってくるだろう…と俺は思う。全く知識がないことをやらされるのってすげー怖いしね。恐れは人の理解を遅くする。今俺が考えた格言。
あと、エンジニアって知識のない人に向けて説明するのが苦手な人が結構いると思ってて、それは元弊社の先輩方も例外ではなかったんだけど、正直資格勉強してなかったら話についていけないケースも多かっただろうな…って思ったり。そういう意味でも、マジで勉強しててよかったと思う。
まあ、学校や学科にもよるだろうけど学生のうちなら多分試験受けるにあたって補助が出ると思うし。IT業界目指してる学生さんは資格勉強頑張ったら良いと思うな。あと単純に勉強するのって楽しいしね。自分の興味がある分野であれば。
ま、別に勉強するのは社会人になってからでも遅くないと思うけど、どうさならさっさといっちょ前に仕事できるようになりたいじゃん? 精神衛生上。あんまり先輩方にぐちぐち言われるのも癪に障るというか普通にムカつくし。まあ、いっちょ前に仕事できるようになったからって、それに見合ったお賃金がもらえるのかっていうと…ゴニョゴニョ。まあ会社によるかな…少なくとも元弊社はそうではなかったけど(爆。
あとIT業界興味ないやつも悪いこと言わねえからITパスポートくらいは受けとけ。マジで。社会人としての必須知識だから。頼むからメールクライアントの設定くらいは自分でできるようになってくれ。